Cちゃんは私の友人のペットの猫ちゃんです。
数年間、友人宅には定期的にお邪魔していました。
ペットの猫ちゃんは2匹いますが、Cちゃんはとても警戒心が強く最初の数回は遠くで私の様子を見てはいましたが決して近く委は来てくれませんでした。通常は、知らない人の前に姿を見せることはないので、姿を見せるだけまだ警戒心が少ない、と友人に言われたのですが、なんとかお友達になりたいのです。そんな私の一方的な気持ちが次第に通じていきます。
私が友人のお宅にいる間、同じ部屋に一緒にいるようになります。
きっかけは私がCちゃんもっと親しいお友達になるにはおやつを私の手から上げることでした。以外にも警戒せず、私の近くまで来ておやつを食べてくれました。実はCちゃんはアレルギーや体質の関係で食事は病院で購入するキャッツフードしか食べることができません。しかし、この時すでに高齢で病気もした後でした。
美味しいものを食べさせてあげたいと、獣医さんには内緒で時々おやつをあげていました。だからでしょうか、私からおやつをもらった後、急に私たちは接近します(笑)
友人であるCちゃんのママを踏み台にして、テーブルに乗り私の目の前、それも顔まで10㎝の距離、に来ます。
「おやつをちょうだい」
と言いにきたようです。ママがどれだけ食べすぎはダメと言ってもママにお尻を向けたまま聞かないフリをして私にひたすら訴えます。おやつをもらうと、満足しママの横で昼寝。
所が、少し前に患った病気が完治しておらず次第に悪化していきます。
最後にCちゃんに会った時は弱ってきているのが見た目にも分かりました。帰り際、
「今まで頑張ったよ」
という感じが伝わってきました。
その少しした後、ママからCちゃんが虹の橋を渡ったと友人から連絡がありました。
1か月ぐらい後、自宅にいた私は急にCちゃんを思い出します。すると、Cちゃんがメッセージを伝えて来てくれているんだと感じます。
そのメッセージは、ママの足元をまとわりついて歩いている様子、これは今もママと一緒にいるという意味だと思います。
他にも幾つかメッセージがありましたが、コンクリート塀のようなところを歩いたりそこで外を眺めている様子もありました。散歩に行っていると伝えてきているのかなとその時は思いました。
もちろん、全てのメッセージをママに伝えました。いつもCちゃんがいたところに写真を置いていて話しかけているそうです。
それから1か月ほどして、ご自宅へ伺いました。
「この間のCちゃんからのメッセージでコンクリート塀の所にいると言っていたよね? これじゃない?」
と写真を見せてくれました。
その写真は生前いつもいた場所の写真で、その場所がコンクリート塀ではありませんでしたがブロックとコンクリートで作られた塀でした。カメラ目線で座るCちゃんを捉えたこの一枚を見た時、Cちゃんがそこで時々この写真と同じように座っていることを伝えてきてくれたのだと思いました。
ママも、とても安心ができたと言っていました。
もう姿は見えないけれど、今も時々ここに戻ってきてくれている。
だからこれからもCちゃんと一緒だと言っておられました。