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スピリチュアル・リーディングをさせて頂くと「霊界の配慮」を実感することがあります。

 

この日もいつも通り、ガイドスピリットから伝わって来たものをお伝えしたのですが、その伝わり方についてです。例えばガイドスピリットから「走っている」と伝わってきたとします。どこへ向かっているのか、疲れているのか、どこを走っているのか、など詳細は全く伝わってこないけれど、ただ「走っている」様子だけです。

ご本人には、忠実に表現してお伝えすることを心がけていますが、この例だと
「どこへ向かっているのかは判らないし、どれぐらいかもわからない。けれど走っている姿をスピリットが教えてくれました。」
となるでしょうか。すると、その短いメッセージを聞いたご本人はしばらく沈黙を続けます。思い当たることを必死に探しておられるのか、全く思い当たる事がないのかもしれない、と思ったその時です。ご本人がある告白をされました。

それは、詳細内容は控えますが、ご本人にとって非常に意味のある事で、一番気になっていたことだったそうです。ただ他人には言えないし、相談さえできず、自分の心の奥底にしまい込み、一人でいるときにその事をどうしたものか思い煩い、長い間苦労をしてきた、というのです。走っている、という言葉を聞いたときにすぐにこの事だとは分ったそうですが、何度も思いめぐらし、自分自身の中で確認を取ったそうです。

 

私たちは普段の生活の中でも、ベールに包むんでお話をすることがあります。お話のお相手に直接的な表現を避けて、傷つけないようにしたりする場合などがそれです。やはり同じくそこにあるのは配慮だと思います。

ただ、この場合は、ミディアムが相談者様ご本人に直接伝えるのとは違い、ミディアムを通しています。スピリットがご相談者様が他人に知られる事を嫌がると分かっているから、ミディアムには意味が分からなくても、本人には分かる伝え方を配慮してくれているのだと感じています(それだけではありませんが)。

メッセージは直接的表現である必要はなく、つまり、スピリットの方々はこうしたことも理解したうえでメッセージを届けてくれますし、そこにはその方に対するメッセージには愛情が込められているのだと感じたのでした。

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