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タイタニック沈没から始まった永遠の旅

好きな1冊です。
ウィリアム・ステッド氏は、タイタニック号と共に大西洋に沈み、亡くなったジャーナリストです。ウィリアムが見たことを、霊界から霊媒に伝えてくれたのがこの著書です。
この中にウィリアムが霊界で教えられたことを伝えてくれる内容があります。
「外交員のような役目をする人たちの組織ができていて、 常に地上圏近くに滞在し、 霊的通路として役立ちそうな人間、 あるいはそれを望んでいる人間を探し求めているというのです。彼らにはそういう人間を”探知する能力”があるらしいのです。
そういう人間のリストをこしらえて、その所在位置と能力の程度を調べ上げておきます。そして、新しく他界してきた者が交信を要望した時に対応するというわけです。」

この内容は、表現こそ違っても、スピリチュアリズムを学んでいくと目にすることが多い内容だと思います。

時々耳にするのは「自分は選ばれた」というケースです。ただ、この一文からは「霊界の外交員に探してもらえた」と言った方がしっくりきます。

この後、スピリットの側がどのように霊界通信を行うかが書かれています。

 

そこにはスピリット達は通路になってくれる人を探し出し、次に通信をするのですが、次にどのように通信をしてくれるのか、という事が書かれています。

スピリット・コミュニケーションは自分とスピリットの相互協力が必要だという事も読み取れます。

これはウィリアムが交霊会をしているところに行き、メッセージを届けようと試みて初めて成功したときの事です。
一部略して掲載します。

「思念を具象化して出席者の目に姿を見せる。《略》自分の容姿を細かく、じっくりと思い浮かべて、 その映像が彼らの目の前に実在して、 彼らがそれに気づくようにと、その念を私の精神に焼き付けるのです。
やはり最初は二、三度失敗しました。が、ついに成功しました。

さらにメッセージを送ることにも成功しました。出席者の中でもいちばん霊感の鋭い人のすぐ側に立って、 短い文章を思い浮かべ、 それを一字一字強く念じることを繰り返すのです。 」

あとは受け取るだけですね(それが難しかったりしますが)。

それとスピリットの方で失敗があるというのは興味深いですが納得です。

本の詳細

タイタニック沈没から始まった永遠の旅

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