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ガイドスピリットからのメッセージは
「野球場のようなところであなたが皆に向かって話している姿が見える」
だった。そのような予定は全くなくて、そんな大勢に訴えたり語るような内容も持ち合わせていない。
満席の野球場の中心に私がマイクの前で話す姿ですよ。その可能性はとても低い。たとえ空席の野球場で私一人だけが立つとしても不可能に近い。

ところがその3か月ほど後だったと思う。講演会の依頼を頂いた。ホテルで50名満席、企業向けで短いものではあったが、ふとこのリーディング内容を思い出す。確かに私にとって50名だって野球場で講演するのと同じじゃないか? そう思えば思えなくもない。

私は上がり症で(認める人は少ないが)大勢の前に立つのは避けたい事の一つだったが話は進んでしまう。ただ、この時の講演の出来事は、とても不思議かつすばらしい出来事へとつながる。

 

講演会場はホテルで、講演の時間は30分。食事を会場で頂いてから講演というスケジュールだった。緊張のあまり食事が喉を通らない。きっと美味しかったに違いないが、頂いたメニューさえ記憶にないと言う始末・・・・

食後、もっと緊張を高める事に気付いた。講演時間の30分を延長しないようにと言われていたので、普段付けない腕時計をしていくことにした。こともあろうかあっさり家に忘れてきてしまった。
会場を見ると壁時計は私の背後に位置する。と言う事は時間の確認ができない。どうする?オーガナイザーに、時間になったら合図をしてほしいとお願いしたが、ゴソゴソと何かを話しただけで「ヨシ、任せとけ!」と言ってくれない。どうしたものか・・・・そうだ!瞑想だ!お祈りだ!

このホテルのおトイレは生花が飾ってあり、とても綺麗な空間になっていた。そこで、私は瞑想の場所をこのトイレに決めた。というかここしかなかったのだけど。

「何とか無事に終えられますように」と天を仰ぎ締めくくった後、オーガナイザーの合図で壇上へ。同時に脳内は真っ白になったのは想定内。何を話したか分からないぐらいの状態で、準備した内容とは違う事を話している自分がいた。これは想定外。

ところが急に「終わった」という感じを覚えた。居眠りから目が覚めたという表現が一番近いかもしれない。気付くと会場から拍手が聞こえた。ん? 本当に終わったの? ということは壇上から降りなくてはならない。
するとオーガナイザーが「すごいですね。29分30秒でした」とタイムを教えてくれた。「偶然でしょう」と咄嗟に出た言葉がそれだった。

問題は、ほぼ勝手に話していたこと。そして話した内容はおろか、自分自身をあまり覚えていないこと。緊張さえ最初の5分ぐらいしか感覚が残っていない。

無事に終えられたのは今思ってもスピリットのサポートだと疑っていない。

 

それまで疑い深い私は、「スピリットのサポートって?」 と他人事のように思っていた。しかし、明らかにこの経験でそれがスピリットのサポートだという実感を得た。なにより感動した。

何事も経験は必要で、私の場合は疑い深いがゆえに、ド緊張という試練を与えられそこからスピリットに対する信頼を経験することになった。自分にとって必要とされる事は、必ず経験するし、きっとこれからも様々な経験を通してスピリットから指導は続く。

 

 

眼鏡とメッセージ

眼鏡とメッセージ2

眼鏡とメッセージ3

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