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サフィニアは夏の花。越冬は難しく一年草に加えられることが多い。庭では母が生前植えていた花が種を毎年落として、毎年どこかで花を咲かせていた。
そのうちの2株は冬を越して、やがて宿根草となった。とはいえ、冬の間土の中で根が寒さに耐えているのだろう。根を残して葉は枯れる。春になり栄養を与え新鮮な水を与えて初めて芽吹く。
所が、今年は、とうとうこの寒い時期にも枯れずにとても小さいけれど花を咲かせている。
寒い冬を耐え忍び、次第に強さを備え、さらにどんな環境にも対応する柔軟性をも得たようだ。
この強さはこの花を育てていた母が持っていたものと酷似している。もう母から教わることはないが、せめてこの花が永遠であることを願う。