エンジェルナンバーは偶然見た数字などにメッセージがある、という一つのサインのようなもの。特にぞろ目などは特別な意味があるという。数字に意味を持たせる、という点では、例えば大切な人の誕生日だったり、記念日などと同じ数字を見かけるようなケースもある。
ぞろ目を見るとある人を思い出す。年齢にしたら多分70台だろうか。とても品のある女性だった。ただ、どこかに影があるというか何かを背負っておられるような感じがしていて気になっていた。
ある日、ふとしたことがきっかけで、この方のお宅にお邪魔することになった。用が済んだあとお茶を頂いていた時の事。あることを告白された。
それは、お子様を亡くされたと・・・・との事であった。詳細は省くが、とてもお母さん思いの優しい方だったそうだ。
様々な思い出、その当時の出来事などのお話を伺う時間を頂いた。お仏壇に手を合わせさせて頂き駅まで送っていただいた。
その車の中で「ぞろ目を見るととても喜ぶ子だったのです。あまりに喜ぶから私も楽しくなって。でも今は一緒に楽しむ子がいなくなってしまいました。ところが、最近になって私がぞろ目を何度も見るようになったのです」
と笑顔で話された。きっと、この子が自分の笑顔を取り戻すべくぞろ目が見せてくれているのでは? と優しく微笑んだ。
「あり得ないことですよ。でも、そう信じたいのです」
と最後に付け加えられた言葉は、『そう信じている』という確信に満ちていた。
それから、ぞろ目を見ると私はこの方を思い出す。お子様を亡くされて毎日泣いているとおっしゃっていたが、ナンバ―を見てお子様から何かしらのメッセージを受け取っている。
きっとこういうのをエンジェルナンバーと言うのではないのだろうかと、感じた。