NHKで放送された番組。
『スペシャル「風の電話~残された人々の声~」
震災で会えなくなった家族や友人ともう一度言葉を交わしたいと願う人々がここを訪ね、線のつながっていない受話器を通じて「会話」をする。』
放送された時に見たのですが、Youtubeにあるのを見つけました。
白く塗られた木製の電話ボックスに線でつながれていない黒電話が置かれています。亡くなった方と話をするためこの電話ボックスに訪れる人は後を絶たなかったそうです。
やがて、老朽化してきますが、ボランティアの方たちがアルミ製の電話ボックスに建て替えたそうです。
電話ボックスのあるのは佐々木格さんという個人のお宅だそうです。亡くなった従妹と話をしたいと庭の一角に建てたそうです。
「自分の想いを線ではつながらないから、風に乗せて伝えるんだ。だから「風の電話」と話す佐々木さんの穏やかな話し方がとても印象的でした。
また、震災から6年後に佐々木さんの活動が書籍化されます。
風の電話
Amazonさんより
岩手県大槌町の高台に電話線がつながっていない電話ボックスがある。遺族と亡くなった人の想いをつなぐ「風の電話」のなりたちから現在までの活動を著者自らの言葉で綴る。
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故人と話をしたい、伝えたい、つながりたい、声を届けたい、そういった気持ちで受話器を持つ方たちが今も後を絶えないそうです。
「聞こえてるかな? また来たけど・・・・」
という男性の声がとても印象的でした。