ある方の夢のお話です。時々会うこの方とは割と長いお付き合いです。その彼ですが、数年前に生存率かなり低い大病をされました。今は回復して元気にお仕事もされています。
前回お会いした時に、奥様の「私は健康に気を付けているの」という言葉で会話が始まりました。
横にいた今回主人公のご主人が
「自分は奇跡的に一命をとりとめた。でもめったにない病気だったんだ。でもね、君はそんなことにはならないよ。」
と奥さまに言うのです。
御自分で、本当は亡くなっていても不思議ではない状況だったこと、様々な偶然が重なったことで、生かされているのだ、と感じている、と続きました。
以前から、御病気から今までの事は話されていたのですが、今回はちょっと違いました。そう思うきっかけになったのが夢だったというのです。
「ある神社がある町の風景だった。その場所にいて、歩いていると酒屋があった。自分はお酒を飲むので普通なら買うのだが、この時は迷いに迷ったが結局買わなかった。そこで目が覚めた。(夢の中で)もしこのお酒を買って飲んでいたら、僕はこの世にはいなかったと思うんだ。つまりあの時、神様に連れていかれていても(天国に行っていたとしても)不思議じゃなかったんだよ。なぜならそれは、神様が売っていたお酒だったからだ。」
神様が売っているお酒なら、何か祝杯を意味すると考えてもよかったのではないか、そんな事が脳裏によぎったのですが、お話は続きます。
「話はここからなんだよ。ある日、家の庭にカメが歩いていると家族から連絡を受けた。不思議でしょ? 池もないし、川もない。なのにカメが歩いているんだよ。ボクは、そのカメを少し離れたところにある川に放しに行ったんだ。」
私は夢の話か現実の話か理解ができず「それは現実の話?」と聞いてみました。
「そうなんだ。現実だから不思議だろ? でね、その後に見た夢がとても興味深いんだ。
夢の中で、その川に放したカメと一緒に歩いてるんだ。その場所がなんと、前に見た夢でお酒を買った同じ所なんだ。でも一つだけ違っていて、樹齢100年以上なんじゃないかという松が切られていて、その切り株の所にカメと自分が座っているんだ。
そうしたら、離れたところから住職が近づいて話しかけてきたんだ。実はボクは宗教は全くダメなんだよ。なのにこんな話をされたんだ。『私は、〇〇という流派の住職だ。今から大切な話をするからよく聞きなさい。普段は人生は苦しいとか、苦行だとかそういう話を皆さんにします。しかし、あなたにはその話はしない。いいですか? あなたに伝えるのは、これからの人生、楽しいことをしなさい。という事です。これはとても大切な事なんですよ。』と言って、それっきりいなくなったんだ。
その夢から覚めた時、自分は生かされたんだ。そう思ったんだ。実際にね、医師があなたの病気の生存率は5%ほどだと言ったんだよ。5%に入ったんだからそれだけでも奇跡だよね。」
何とも不思議なのですが、その後続けたのは、好きな事、というのは自分が好き勝手をするのではなく、やれることをやれるときにやる、そういう意味に捉えている、と教えてくれました。
この話は次も続きます。