「終の人」というタイトルのドラマを拝見しました。終の人とは、人生の最期に寄り添う人、という意味でも捉えています。
このドラマはお葬儀屋である主人公が、自身の死とも向き合っていく内容でした。
原作は清水 俊さん。こうして作品について書かせていただいておりますが、原作はまだ拝読しておりません。どこだったか忘れてしまったのですが、このドラマが放送されるという予告記事を見かけました。なんとなく気になったこともあり放送日を調べてドラマを拝見いたしました。現在は最終回を迎えてからしばらくが過ぎています。
葬儀屋の主人公は死と向き合うお仕事をしているのですが、自身も余命を宣告され、その時期が近づいていくのです。
最終回、夢の中で死を恐れる宗助が
「死の先に何かあったんだ」
と亡き父に聞きます。
父は「俺が想像した死の先はこうだ。葬式が行われそこで悲しんでくれる人がいる。通夜で思い出話がある。<中略>死はただの終わりじゃない。お前もそうだ。俺たちはみんな生きていたんだ。この事実は例えわずかでも誰かに受け継がれる。そうやってこの世界は続いていくんだ。」
と語ります。
「俺が死んでもその人たちの中に俺がいる。」という言葉には、死が終わりではないことを伝えたいという、亡き父からの強いメッセージが含まれていた気がします。いわば亡くなられたお父様の霊界からのメッセージ、と受け取っても良い場面なのだと勝手な解釈をしながら拝見していました。
作者としてそれを意識されていたのかは想像するよりほかありません。それでも夢の中のお父様は息子を別の世界から見ていて励まそうと思われたのだと想像することは決して悪いことではないはずです。
亡き愛する方が夢を通してメッセージを届けてくださる、それは奇跡などではなく、亡き愛する方たちの存在が私たちを救うこともあるのだと教えてもらえたようなドラマでした。