買い物へ散歩へ出かけた時、途中で散歩をしている女性と、とても美しいダックスちゃんに出くわしました。
声をかけたいことを我慢して、横を通り抜けようとしたとき、ダックスちゃんが私をガン見。
飼い主の女性もそれに気づき、会話のチャンス到来です。
「可愛いですね!」
「ありがとうございます。この子、人が通るとじ~っと見る癖があるのです。まだ一年だからよくわからないのですが」
「一年と言うと、飼い始めてですか?」
「ペットショップでお産を引退した子を1年前に引き取ったんです。今は、9歳です。」
このダックスちゃんに手を伸ばすと、こちらを向いてガン見していたのに、急に視線をそらし帰ろうとします。
飼い主さんが、この子を飼う経緯を話してくださっている間、私は手のひらを上に向け、手を伸ばすのですが、やはり視線をそらして、逃げ腰です。
この子から伝わってきたことを飼い主さんにさりげなく伝えました。
「手を伸ばされるのは苦手みたいですね。」
「だからなん何ですね!それだったらわかります。人のことが大好きな様子なのに、急に逃げ腰になるのです。それがどうしてかと不思議だったのです。この子と暮らし始めてまだ一年だから、判らなかくても仕方ないのかなと思っていました。ペットショップで殴られたりしたのでしょうか?」
「それは判らないですが、この子は今は安全なママの元にいるのは確かですね!」
と、誰かがひどいことをする映像のことは伝えませんでした。
過去にされたことは消せませんし戻りませんが、今から愛情を一杯もらい、大好きなママが一緒にいてくれることは、それらの事実を忘れさせてくれるに違いありません。