この時のスピリチュアルカウンセリングは、亡くなった人、前世、ガイドスピリットの方達からのメッセージを頂くというものだった。
「亡父が母が寝ているときに横にいるのが見える」と言われたが、正直戸惑った。母は全く霊的な感覚を持っていなかったし、スピリチュアルどころか占いさえ全く信じないタイプの人。
だから、その事を本当なら母に話すべきだろうけれど、伝えるには至らなかった。例え伝えたとしても愛想笑いもしないだろう。いや、完全無視されるに違いない。もちろん母はそんなこと気づきもしなかったと思う。
ただ、この頃、母が「お父さんが夢に出てきた」と言った事があった。夢に出てくるという事は何か言いたいはず、という概念だけは持っていた。夢の内容も覚えていないのに「心配だわ」という言葉が母の口から出た時は、私は母を心配した。
この数年後、母が入院した日が父の月命日だった。入院の準備をしながら「いやな予感がする」と言った。知性では理解していなくても体内魂直結センサーが反応したのだと思う。
いずれにしても父が母に何か伝えたかったのは母の夢から考えても確かだと思う。もし、あの時父からのメッセージを母に伝えていたらどんな反応をしていたのだろうか。
肝心のカウンセリングだけれど、私のリーディングのはずなのににここまではなぜか父から母へのメッセージとなっていた。次に届いたメッセージが待っていたガイドスピリットから私へのメッセージだった。