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近藤 千雄 (著)

スピリチュアリズムにおける日本での第一人者が、自分の人生体験、欧米のスピリチュアリズム研究家との交流を語る。「人間とは何か」「霊界とは何か」を明らかにする。平成4年刊「人生は霊的巡礼の旅」の改題・新装版。

<以上amazonさんより>

 

***感想、概要など:

近藤千雄さんはシルバーバーチの霊訓などを翻訳されている方。自身もスピリチュアルに造詣が深く、近藤氏ご本人が書かれた書。

この本は絶版になっているが、今は亡き近藤千雄氏の言葉でチャネリングとかチャネラーについてとても参考になることが書かれているため一部抜粋させていただいた。

 

「チャネリングとかチャネラーという用語は”チャネル(チャンネル)”から来ていることは言うまでもないが、もともとは”水路”を意味したもので、それが大きくなれば”海峡”を意味し、思想的なものになると”方向”とか”手がかり”を意味するようになり、さらには通信やテレビでは”回路”を意味し、今日では”チャンネル”という用語がそのまま使われるようになっている。

 

これを同紙に用いて”回路を開く”とか、連絡を結ぶという意味を持たせたのがチャネリングで、それをする人をチャネラーと呼ぶようになった。が、要するにチャネリングとは交霊現象であり、チャネラーとは霊媒のことなのである。それを”前世”と結び付けてことさらに特殊げに見せるために、こうした新しい用語を用いるようになっただけのことである。

では、チャネラーたちは一体、何と連絡を取るのであろうか。彼らが主張するところによれば、宇宙の記憶の層、いわゆる”アカシックレコード”から情報を得るのだという。

では誰が、あるいは何が、それをキャッチするのであろうか。高等意識がキャッチするのだという。つまり霊的意識によって宇宙意識と直接コンタクトし、その記憶の層から必要な意識を取り出すというのであろう。

その理屈は私にも理解できる。理論的にはそういうことであろう。しかし、はたしてそういう芸当のできる霊能者がいるものであろうか。宇宙意識と直接コンタクトできる超越的人間がいるものであろうか。シルバーバーチに言わせると、現在の人類の進化の段階ではまだそういう人はいないと断言している。

が、百歩ゆずって、そういう人がいたとしよう。が、その人の口から語らる過去性や未来の予言などは、その真偽をどうやって確かめたらいいのであろうか。予言ならば、いずれ現実が判断を下してくれるが、過去世のことは何の手がかりもない。真偽が確かめられないものを聞かされて、一体それが何の役に立つと言うのであろうか」

 

***目次:

1章 ほんとうの“自分”を求めて
2章 自我の中枢が“脳”でないことを物語る実話
3章 心霊現象とは何か、そして何のために演出されるのか
4章 スピリチュアリズムとは何か
5章 スピリチュアリズム思想の四大原理
6章 霊媒の種類とその功績
7章 森羅万象は霊力の顕現

 

***登録情報

出版社: ハート出版; 新装版 (2002/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4892954845
ISBN-13: 978-4892954849
発売日: 2002/11

 

旧版

 近藤 千雄 (著)

***登録情報

出版社: ハート出版 (1992/09)
ISBN-10: 4892950033
ISBN-13: 978-4892950032
発売日: 1992/09

 

 

 


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